媒体名日経ビジネス
発行日2003年06月02日号
コラム特集 通年企画●日本復活の条件 MADE IN JAPANの逆襲●「中国
タイトルMADE IN JAPANの逆襲 「中国製」に勝つ5つの力
サブタイトル
本文

 中国製の猛攻の前に、なす術なく敗退を続けていた「メード・イン・ジャパン」の逆襲が始まった。時計から建設機械、衣料品から冷蔵庫まで、「日本製」だからこそ売れ筋に名を連ね、儲かる商品が続々と顔を出している。
 値段が多少高くとも、国産ならではの付加価値さえ備えれば、消費者は「応援心理」も手伝って、財布の紐を緩めることになる。日本製のブランド力、知財力、カイゼン力、設備力、機動力の「5つの力」。中国製に勝つ極意がここにある。
(寺山  正一、西頭  恒明、熊野  信一郎)

今どき、「メード・イン・ジャパン」で売上高を2ケタも伸ばす大型商品など、探し出す方が難しい。そんなありきたりの常識を吹き飛ばす快挙を、セイコーグループの中核で時計事業を担うセイコーウオッチ(東京都千代田区)がやってのけた。

 知る人ぞ知る事実だが、1990年代の半ば以降、日本の時計市場では日本ブランドよりもスイスブランドの方が販売金額で上回り、日本メーカーの影は薄れるばかりである。

 2003年3月期、セイコーウオッチは戦略商品に位置づける「グランドセイコー」「ドルチェ&エクセリーヌ」など完全日本製の5ブランドで10%の販売増を記録。1000億円強の売上高に対して営業利益率は7%近くに達し、メード・イン・ジャパンの地盤沈下に待ったをかける結果となった。

※サンプルのため、以下を割愛させていただきます。

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