1995年5月、奇妙な男、榊原英資がついに舞台に登った。円高阻止に向けての榊原の戦略は、未だかつてないくらい鮮やかなものであった。 まず第1段階で1ドル80円台後半に持っていき円高の流れを止める。第2段階で90円台に乗せ、円安反転の動きをつくる。そして第3段階で、100円台定着を狙っていた。(62〜66ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:7582文字
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