稟議制度に関するいくつかの研究書を読むと、日本の会社で一番早く、この制度を取り入れたのは王子製紙という点で一致する。「稟議」の歴史は古く、今から120年余り前、明治初期にさかのぼる。王子製紙の前身である「抄紙しょうし会社」の記録文書の中に、「稟議書」という名前の文書が最初に表れるのは、会社設立から1年後の1874(明治7)年のことだ。(36〜41ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:8715文字
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