有訓無訓　コラム
老人力がつくと仕事がより面白くなる
赤瀬川　　原平［作家］

　もの忘れがひどくなって、名前を思い出せない、用事を思い出せない、日にちを思い出せない、ということが日常化してくる。椅子に腰を下ろしたときに「あどっこいしょ」という言葉が漏れ出る。こういうとき、歳をとったとか、ボケてきたと言う代わりに「老人力がついてきた」という言い方をしよう。(3ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数：1276文字

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