1998年3月末、藤沢薬品工業は米国での後発医薬品(特許切れ後の医薬品)事業からの撤退を発表した。これに伴い460億円の特別損失を計上し、98年3月期の決算は単独369億円、連結15億円の最終赤字に転落。創業家出身の藤沢友吉郎会長(当時)は責任を取って取締役相談役に退任した。その少し前には米国での反トラスト法違反事件も起こしており、藤沢にとってまさに米国は鬼門と言えた。(56〜58ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:4253文字
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