田中康夫・長野県知事の「脱ダム宣言」が、波紋を広げている。自民党政治の僕しもべとして公共事業行政を司ってきた官僚や、ダム完成を心待ちにしていた地域住民の怒りと失望は深い。しかし、ダムに無関係の都市部住民脱ダムを英断と評価する。都市部無党派層の反乱は長野だけにとどまらない。公共事業改革は、凄絶なる地方切り捨ての様相を呈してきた。(142ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:395文字
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