8月29日、午後4時28分。鹿児島県種子島の南端にある種子島宇宙センターの総合司令棟。国産大型ロケット「H2A初号機」が第2段エンジンの燃焼を停止し静止軌道に乗ったことを見届けると、山之内秀一郎・宇宙開発事業団(NASDA)理事長はようやく緊張から解き放たれ、周囲のスタッフと笑顔で握手を交わした。(80〜84ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:7388文字
(※) 「読者特価」でご購入の際、日経IDに未ログインの場合は途中で通常価格が表示されることがあります。ご購入画面をそのまま進んでいただき、「次へ(お客様情報の入力へ)」のボタン押下後に表示されるログイン画面で日経IDをご入力ください。特価適用IDであれば、表示が特価に変わります。