「一体何が起きたんだ」——。その瞬間、第一勧業銀行首脳陣の表情は凍りついた。首脳陣に届いたのは、「四方修社長解任、民事再生法適用申請」という第1報。マイカル処理に当たって同行の描いていたシナリオが、もろくも崩れ去った瞬間でもあった。 第一勧銀サイドはもともと、8月14日に実施した570億円の緊急融資を「事実上の最終融資」(同行幹部)と位置づけていた。(188〜189ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:3378文字
(※) 「読者特価」でご購入の際、日経IDに未ログインの場合は途中で通常価格が表示されることがあります。ご購入画面をそのまま進んでいただき、「次へ(お客様情報の入力へ)」のボタン押下後に表示されるログイン画面で日経IDをご入力ください。特価適用IDであれば、表示が特価に変わります。