2001年9月7日。ソウル市の市庁舎の前で朴泰延(仮名、57歳)はつぶやいた。「結局、俺たち50代が再就職する先はどこにもなかったな」——。その時、市庁舎の電光掲示板には、2002年ワールドカップの開催を告げる文字が淡々と流れていた。“持たざる者”が直面する悲劇 朴は1999年1月、ある民間シンクタンクを解雇された。(38〜39ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:3280文字
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