一刀論断　コラム
畠山　　襄［日本貿易振興会（ジェトロ）理事長］　インフレ誘導は見当違い　価格下げ容認で日本再生を

　景気低迷と物価下落が同時進行する中で、インフレターゲット（目標）を定めて金融政策を運営すべきとの意見も出てきた。しかし、価格低下を悪と決めつけ、人為的に歯止めをかけるのは誤っている。　そもそもなぜ今、世界で日本の物価だけが下がっているのか。物価水準が先進国の中で飛び抜けて高いからだ。(162ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数：1704文字

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