1853年、中国の清朝政府は動揺した。洪秀全の率いる太平天国が南京を陥落させたからだ。貧農が多数を占める太平天国は単なる一揆ではなく、強大な軍隊となっていた。破竹の勢いの太平天国の前に、北京の清王朝は滅亡の危機にあった。朝廷が狼狽したのには、ほかにも理由があった。政府軍があまりにも弱かったためだ。(71ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:709文字
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