相手が仕掛けてくるのを待ち、実際に仕掛けられる技を受け、そして返し技で仕留める。この戦い方を武道の世界で「後の先」という。勝利するためにあえて後手に回るこの技は、その道の達人にしかなし得ない究極の戦術である。 「先手必勝」「先んずれば人を制す」。世の中には戦いにおいて先手を取った方が有利という言葉が多い。だが実際はそうともいえない。(20〜23ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:4025文字
(※) 「読者特価」でご購入の際、日経IDに未ログインの場合は途中で通常価格が表示されることがあります。ご購入画面をそのまま進んでいただき、「次へ(お客様情報の入力へ)」のボタン押下後に表示されるログイン画面で日経IDをご入力ください。特価適用IDであれば、表示が特価に変わります。