松下電器産業の創業者である松下幸之助さんは戦後、我々社員の前で盛んにこう言っていた。幸之助さんの経営手法を今風の言葉で言えば、「キャッチアップモデル」である。先行する企業が開発した技術の種を後追いで学び、自分のものにしてしまう。当時は、こうした言葉はなかったが、戦後の混乱期には先行者に学ぶことこそが松下電器が生きていく道だと幸之助さんは判断した。(24〜29ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:7430文字
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