著者が本書で主題に据えたのは、我が国の労働市場において最も憂うべき問題「失業」である。完全失業率は1990年代後半から悪化の一途をたどり、2001年後半からは5%を超えて戦後最悪の状況となった。著者は、「未曾有の失業率上昇がバブル経済崩壊による労働需要不足だけでは説明できないことを明らかにしたい」と述べたうえで、日本社会の根底で進行する構造的な変化に着目した。(103ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:643文字
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