橋本の苛立ち——。同じく派閥の重鎮だった野中広務の言葉を聞けば、その理由がよく分かる。 「田中派は田中角栄さんが派閥のオーナーだった。次の竹下登さんも、小渕恵三さんもオーナー。ところが橋本さんからサラリーマン派閥になった。従来通りの派閥運営はもともと無理な時代になっていた」 派閥が派閥として機能したのは、「カネとポスト」があればこそ。(48〜51ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:4006文字
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