特集　ビジョンなき国に“赤ペン”　ベネッセ　立　第２章
落下傘社長の「ゼロベース」経営改革　成功モデル捨て活力引き出す

　福武さんが損益分岐点とか『ちゃんと始業時間に出社しろ』とか朝礼で言い始めた。あの頃の会長はどこか変だった」　ある中堅社員は2000年頃のベネッセ社内の様子を、こう振り返る。福武總一郎会長は、取締役会などの経営会議ですら利益などの数字について話すことを好まず、経営理念を語ることが多かった。だが、2000年頃を境に明らかに様子が変わったという。(36〜39ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数：4035文字

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