内閣府の「機械受注統計」は、本当に悩ましい統計である。時々、単月のデータが大きく振れて、エコノミストたちの景気判断を撹乱する。2007年3月の機械受注も、民需(除く船舶・電力)が前月比4.5%減、4〜6月の見通しが11.8%減といずれも大幅に悪化した。この数字が実勢を表しているならば、設備投資のトレンドは下を向くことになり、年中の景気再加速に赤色信号が点灯する。(20ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:1608文字
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