今年度、収支が赤字となる企業の健康保険組合は全体の約7割にまで増える。高齢化で膨らむ医療費負担が健保に押しつけられてきた結果だ。政治も行政も「医療の効率化が急務」と口を揃える。しかし、現実はどうか。既得権益の厚い壁に阻まれ、医療制度改革のピッチは一向に上がらない。いつまでも便利な“お財布”のままでは我々自身が破綻する——。覚醒した健保はタブーを破り、自ら改革のエンジンとなる道を選択し始めた。(26〜29ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:4153文字
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