旧暦の9月9日は、陽の数である9が重なることから「重陽(ちょうよう)の節句」とされてきた。「菊の節句」とも言い、宮中では奈良時代から華やかな観菊の宴が催された。菊は中国では延命長寿の花として重んじられ、重要な薬の1つでもあったのだ。菊が庶民の間で、爆発的な人気を得るようになったのは、江戸時代になってからである。この場合、あくまでも鑑賞が目的である。(71ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:707文字
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