1992年、オランダの料理人同業者組合(コックギルド)から1通の手紙が届いた。宛先は新潟県燕市に本社を置く吉田金属工業。主力製品の包丁「グローバル」が、プロの料理人集団によって毎年選ばれる「調理器具優秀賞」を獲得したという知らせだった。 渡辺勇蔵会長(当時社長、83歳)は当初、これを大きなこととは受け止めていなかった。(102〜103ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:3251文字
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