草創期、有田焼は鍋島藩主お抱えの職人により支えられていました。製品はすべて藩主に献上する。技術の流出を防ぐためでした。 文化として築いた有田焼の産業化を進めたのが私たち深川製磁です。初代の深川忠次が製造と販売を行う個人会社として1894年に創業しました。 日清戦争で日本が疲弊していた時、初代は大博打に出ました。1900年、パリの万国博覧会に出展したのです。(122〜125ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:5293文字
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