特集　インド洋の世紀　中東マネーが拓く３０億人　第１章
海越える「ヒトモノカネ」の奔流

　スレシュ・カドゥカさん（35歳）は3年前の春、ネパールからアラブ首長国連邦（UAE）のドバイにやってきた。今は市内の中級ホテルでベルキャプテンとして働く。ネパールに残してきた母親と妻、そして8歳と5歳になる2人の娘は現在、首都カトマンズから200km離れた人口5万人ほどの町に住んでいる。　カドゥカさんの仕事は、朝8時半から夜8時半までの1日12時間勤務である。(28〜33ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数：6775文字

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