特集　こんな税制いらない　先送りの罪、日本が沈　２章
育てるよりも取るが先　企業の嘆きあちこちで

　日本たばこ産業（JT）の仲谷修・税務室部長は、2007年4月の英たばこ大手、ガラハー買収後、こう思わされることが多かった。JTは1999年に米食品・たばこ大手、RJRナビスコの海外たばこ事業を約9400億円で傘下に収め、続いてガラハーを史上最高の約2兆2500億円（有利子負債の肩代わり分含む）で買収し、たばこ事業世界3位の地位を固めた。　だが、そこで1つの税制が足かせになった。(32〜33ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数：2913文字

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