10月末、前経済財政担当相の大田弘子が気色ばんだ。「日本の消費税への過剰反応は異常だ。それが税制改革を難しくしている」。都内で開いた21世紀政策研究所のシンポジウムでの出来事だ。 先進国は税制改革のたびに、消費税を随時上げてきた。しかし、日本は1989年の導入以降、97年に5%まで引き上げただけ。消費税は安定した税収が見込め、世代間の負担の不平等も小さい。(34〜37ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:5949文字
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