特集　第２部　最前線ルポ　海洋資源大国への挑戦　ニッポンの国境●６章
南鳥島　真円を描くEEZの威力
沖ノ鳥島　300億円の「鉄壁」で守る

　東京都小笠原村、南鳥島——。東京の南東1862kmに浮かぶ東端の国境である。北緯は24度で台湾とほぼ同じ。島の形は正三角形で、最も高いところでも海抜9mしかない。1860年に、この島に立ち寄った米国人宣教師が「マーカス島」と名づけた。その後、1896（明治29）年にアホウドリの羽毛採取のために日本人が移住、1898（明治31）年に日本の領土になった。(56〜57ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数：3372文字

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