社屋は今にも崩れそうな木造2階建て。築30年は経過しており、東京・環状8号線沿いにあるため外壁は排ガスで煤(すす)けてみすぼらしい。1階は社長夫婦が住み込みで暮らし、2階が小さな作業場になっている。 「ちゃんとカネを払ってくれるのかな」。特許事務所を経営する日比恆明・弁理士は、大田区にあるその会社を初めて訪問した時、そう思ったという。(28〜35ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:9848文字
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