葬場の設計に当たって、建築家の遠藤秀平氏は思った。「他人と顔を合わせることなく、親族と故人だけで静かに別れの時を過ごせる場としてつくろう」と。 兵庫県太子町に完成した筑紫の丘斎場には、施設の入り口にロビーというものがない。霊きゅう車が着く前庭は、扉一枚で個々の告別室につながる。そして、告別室の扉を開くと、そこはもう炉前のホールになる。(8〜13ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:4560文字
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