日立製作所は,環状の昇降路を複数のかごが走行するエレベータの駆動技術を確立した(図1)。昇降路は,かご2基分の幅の空間を上下方向に中央で仕切り,片側を上り,もう片側を下りとしたもの*1。上下端には折り返しのための空間と機構がある。つまり,かごが非常に長い長円形を描くようにして動く(図2)。同社では「循環式マルチカーエレベーター」(以下,循環式)と呼ぶ。(32〜33ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:3023文字
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